新婚当初は何かとお金が必要となるため、購入時にそれなりの出費となる家電は、結婚祝いとして喜ばれる物の一つです。中でも空気清浄機は、スタンダードな贈り物と言えます。空気清浄機が有効とされる範囲はせいぜい一部屋で、全ての部屋に空気清浄機を置くことは経済的にも大きな負担になり、居間だけに設置するのが一般的です。結婚祝いとして贈られれば、空気清浄機を設置する部屋が一ヶ所増えるだけで、邪魔になることはほとんどありません。

結婚祝いとして家電を贈る際に遠慮しておきたいのは、大画面テレビや大型の冷蔵庫です。引越し前など事前に贈ることを連絡しておけば喜ばれますが、既に新居に引っ越している場合には、テレビや冷蔵庫は設置されていると考えるのが常識です。これらは少なからず場所をとるだけでなく、複数所有していても逆に置き場所に困ることになってしまいます。結婚祝いに対してはお返しをする必要があるため、高価な家電も考えものです。

炊飯器やデジタル一眼レフなどが選ばれることもありますが、高価なものでは10万円を超えることも珍しくありません。地域にもよりますが、お返しの相場は半分から3分の1程度が常識で、仮に10万円程度の家電であれば3万円以上の出費となってしまいます。結婚祝いを現金として頂いたのであれば、お祝いの一部をとっておくこともできますが、物品として贈った場合は痛い出費となってしまいます。このため、大型あるいは高価な家電を贈る場合には、事前に確認しておくのが懸命です。